これまで、読書を通して
「宝のありか」が描かれた地図を受け取り
それを指針に、何度も何度も
宝探しに出かけてみたけれど
来る日も来る日も見つけられず…
「あの人が特別なだけだったんじゃないか?」
そんなこと、思いたくないは無いけれど
ときおり、無性に思ってしまう日があった
そんな僕に
「あぁそうか、自分の”現在地”がわかっていなかったからだったのか」
と教えてくれたのが
なにおれさんの新刊だった
辿り着きたい目的地が
なんとなくわかっていても
自分の”現在地”がわかっていなかったので
そもそもどこから歩き始めればいいのか
どう歩いていけば辿り着くのか
一向に見えてこなかった
Googleマップで検索するときに
目的地だけ入力して満足し
「で、現在地は?」
なんてマップが困って
一向にルート検索出来ないような
まさにそんな状況。笑
それに自分で気づいていないあたりが
これまた自分で滑稽で
改めて、自分のこと程
見えていないことが多いなと
気づかされた
この本は、そんな人生迷子に向け
・「生きづらさから抜け出す5つの人生戦略」という旅に必要な装備と
・「人生をゼロから作り変える10ステージ」という旅の進め方(地図)
が丁寧に書かれた
『生きづらさの攻略本』だった
この本を読んだとき
僕は子供の頃に読んだ
ロールプレイングゲームの攻略本を思い出した
一面ずつクリアして、進んでいくゲーム
どんな面が準備されていて
その面によって、どうやったら上手くクリアできるか
そういえば、攻略本にかじりついて
いつもやっていたっけ。笑
今、自分が何面にいて(現在地がわかる)
その面では何に集中すべきなのか(何をする必要があるのかわかる)
がはっきりするのでとても重宝していた
この本は、まさにそんな本だった
これまで様々な本を読み
人の成功体験を聞き
「なるほど、そういう方法があるのか!!」
とたくさん刺激をいただいた
だけど同時に
それはどこかの誰かにとっての「正解」であって
「僕の正解では無い」と
どこか冷静に心の中で思っていて
いつもモヤモヤしていた
結局のところ「誰かの正解」を真似したところで
自分の正解にはならない
自分なりの「正解」は
自分と向き合い
自分の中から見出すもの
そうやってしか
見つけられないし
そうやって見つけるから
意味があるものになるんだな
今回、この本を読み終え
とても腑に落ちた自分がいた
自分の中で
あちらこちらに散らばり
複雑に絡みあって
「生きづらさ」を生み出しているものが
この本を片手に進んでいったら
整理整頓できそうで
今、とてもワクワクしている
『生きづらさの攻略本』を引っ提げ
いざ、内観の旅へ
これからなにおれさんが1冊ずつ執筆予定の
ステージごとの解説が
楽しみでしかたがない