「生活するのには、お金が必要」
ということで
日々、仕事をして
お金を稼ぐ
これまで何も
疑いもせず
ずーっとそうしてきた
「生活」って
そういうものだよなと
僕にはこれといって
何か人に誇れるようなコトは無い
専門的な知識もない
人よりずば抜けて秀でていることも
悲しいぐらいに、無い
(なんか自分で言って、自分で悲しくなってきた。笑)
そんな僕に、ある日
週末焙煎している珈琲の
お客さんでもある
ご近所さんから、連絡が入った
「ちょっとスマホ 見てもらいたいんだけど
お願いできない? ご馳走するから!!」
僕の両親と同じぐらいの歳のご近所さん
僕の両親もスマホでよく困って、連絡がくる
「そうだよな〜ややこしいよな」
そう思い、二つ返事で向かった
ご近所さんの話を
ざっくりまとめると、こんな感じ
ご近所さんは電子機器関連、大の苦手
ご近所さんのお母さん(以下おばあちゃん 御年90歳)
が使っていたスマホが壊れたため
「これは大変だ」と困り
某携帯会社の窓口に行き
「お年寄りでも操作出来るスマホを1台ください」
(電話とLINEぐらいしか使わない)
と言って購入した
しかし、いざ渡してみると
「全然わからないよ!こんなの使えない」
とおばあちゃん
一切使わなくなってしまった
・何ならおばあちゃんでも使えるのか
・端末を変える場合、今の契約はどうなるのか
・他にどこが安くていい会社はないか
・購入してしまった端末はどうしたらいいのか(誰も使わないから売りたい)
が知りたい
とのこと
一通り話を聞き、見せてもらったスマホ
「redmi note 11 pro 5g」
僕、iPhoneユーザーなので
Androidは詳しくないが
これだけはわかる…
「おばあちゃんに適したスマホでは、絶対に無い」
(オーバースペックだろ、これ)
ということで
らくらくホン的なスマホを調べ
近所の電気屋にあれこれ確認しに行き
購入してしまった端末も
いくらぐらいで売れるかチェックし
何をどうするのがいいのか
案をいくつか持って行き
伝えにいってきた
すると、とってもありがたいことに
「本当にありがとうね〜!!」
と満面の笑みで喜んでいただき
「これ食べていってよ!」
と夕飯をご馳走になった
(夢中で食べてて、おかずの写真とるの忘れた。笑)
固定費削減で
自分のスマホの代金を安くするために
あれこれ調べ、つけた力が
こんな所で役に立つとは
そしてふと、思った
「あ、夕飯代浮いた」
(なんならビールまで付いてきた)
しかも、あんなに喜んでもらえた
僕は別に大したことは、してない
(別日、カクテキまで頂いた。なんてしあわせ。)
こんな僕でも
あんなに喜んでもらえること、できるのか…
そして、あれ?
仕事して、お金をもらわないと
食べていけないと思ったけれど
こうして食べ物に
ありつけてしまった
僕の価値観が、変わった瞬間
お金は、物やスキルと
交換するためのツール
だけれども、必ずしも
お金だけとしか
交換できないわけでは無いんだよな
僕は交換するツールを
「お金」しか知らなかった
だけなのかもしれない
お金の悩みから、離れたくて
仕事をして、お金を貯めながら
日々、生き方を
模索しているけれど
僕は、実はもっと
身近なことで
「お金の悩み」から
離れられるのかもしれない
「これからも我が家の御用聞き、よろしくね!」
ご近所さんに笑顔でそう言われ
「もっと働きたい」自然とそんな気持ちになった