どぉも、ボーノです。
稲垣えみ子さんの「老後とピアノ」という本を読みました。
稲垣さんのつむぎだす文章の虜になったのは
もう、かれこれ4・5年前のこと
稲垣さんの「魂の退社」という
なんとも迫力満点のタイトルの本を
たまたま本屋で見つけ
当時はほとんど本など読む習慣がなかった僕が
夢中になって読んだのがはじまり
そこから稲垣さんの本が出るたびに、読んでいますが
今回はどうやらピアノの話…
ほほう…ピアノと来ましたか
こりゃぁ接点が1ミリも無い…
生活や旅行、料理、一人飲み
これまでのテーマは
少なからず自分にも少し当てはまるものがあり
読む前からワクワクしていましたが
接点の無さそうなピアノとくると
ちょっと躊躇しました
僕の兄はバンドマンで
子供にもピアノを触らせ、幼少期から
音楽を身近なものにさせたい
と熱く語っておりましたが
僕はピアノの「ド」の音が
どこにあるかもわからないぐらい、ピアノとは無縁。笑
でも、稲垣さんの本
また何か新たな視点を与えてくれるかもしれない…
全く興味なかったらそれはそれで、まぁいいや
そんなつもりで読みはじめました
いや、結論を言いますと
読みはじめてよかったですよ!!
これは読まなくていいかな…なんて、危ない危ない
興味ないどころではない!読めてよかった!!
ピアノの話かと思いましたらですね
(もちろんピアノの話ではあるんですけども)
どう生きていくべきか
そんなことを一緒に考えさせてくれる
とても素敵な本でしたよ!
これまた夢中で読んでいまして
あまりにのめり込み
気づいたら日が暮れておりました
途中から
夕日をバックにベランダで
読んでみたりして
「この綺麗な夕日が見れて、今日もしあわせだな…」
なんて優しい気持ちにさせてくれた
「老後とピアノ」というこの本に感謝しながら
あっという間に読みあげました
老後はまだ少し先で
ピアノも弾かない僕だけど
ちょっぴり笑いながら
「そうなんだよ、それそれ!」
と思わず声に出してしまいそうになるぐらい
共感の嵐…
新しいことを始めるドキドキ
上手く弾けないから開けた、新たな世界
ちょっと調子に乗っての、失敗
反抗心が芽生えるも、図星を言われ己と内観
挫折を経験し、それまでのやり方を見つめ直す時期
「なんでこれやってるんだっけ?」と迷走しながらも
見えてきた自分にとってのピアノ…
稲垣さんのこの奮闘記は
僕らがどう進んでいけばいいか
クスッと笑いを交えながらも
しっかり教えてくれました
この本を読んだ後
僕は、いてもたってもいられなくなり
気づいたらいつもの公園に行き
筋トレをしていました。笑
いつも懸垂をする鉄棒を
「1日1分でもいいから、触りに来よう」
そんな風に思わせてくれました
食わず嫌いをせず
手に取って本当によかった
また一つ、僕にとって
本当に人に勧めたい
大切な本が増えました