どぉも、ボーノです。
「もたない男」という本を読んでみました。
いつも楽しく読ませていただいている、きたかぐらさんのブログを拝見し
「ミニマリストになったきっかけの一冊」
とご紹介されていて
本の題名が題名なだけに
どんなものかと気になり
いてもたってもいられなくなって
その日に図書館へ予約し
翌日借りてきて読みました
本を開いてすぐ、衝撃が走りました
冒頭の仕事部屋の写真
「もたない」のレベルが
もはや度を超えていて
笑いました…。笑
もう、ただただ
どうやって過ごしているんだろう?
と気になり
余計に、著者の中崎タツヤさんが普段どんなことを考え
生活しているのかが気になって
のめり込むようにして本を読み進めていきました
この本を読み進めていく中で、特に面白かったところは
著者が何も啓発してこないところ。笑
片付けの本や、断捨離の本では
だいたい
「こんな風に片付けると気持ちいいですよ〜」
とか
「もったいないと思って持っていても使わない方がもったいないですよね」
なんて
「あぁ…本当にその通りだな…片付けよ」
なんて、心に響く言葉が並んでいる中
この本はそんな言葉が一切ありません。笑
それどころか
「もたない」の度合いが凄すぎて
もはや、真似できる気がしないことばかり。笑
例えば
ボールペンのインクが減ってきたら軸を削るとか
(ここだけ読んだら絶対何言ってるかわからないってなりますね。笑)
本は読みながら、読み終わったページを破って捨てるとか
読みながらただただ笑いました
あぁ、こんな感覚の人もいるのかーと
でも、これまでの自分の「モノを持つ」という感覚を
当たり前と思い過ぎていないかな?
と考える1つのきっかけにもなりました
また、著者の中崎タツヤさんは
捨てるのと同じぐらい
「買うこと」も好きで
欲しいと思ったらすぐ買う。笑
でも結局、いらなくなったらもう本当にアッサリ捨てる
買って捨てて、また買って
を繰り返しているモノもある(バリカン)
「え?捨てるのに買うの?それこそモノに失礼だし、もっと考えるべきでは?」
と正直思ったんですが
ふと、著者は「変化する自分」を
本当に素直に受け止めている方なんだなーと思ったんです
モノを持つ時、それこそ悩んで吟味して…ようやく買って
でも、時間が経つと
考え方が変わって
「あれ、もっと長く使うと思ってたのに、必要ないや…」
なんてことを思うことも
僕は正直、あります
でも、すぐに捨てよ!となれないのは
どこか「変化した自分」を
素直に受け入れられないでいるから
あんなに悩んで吟味した時間が
間違いだったのかもしれないと認めたくないような…
それも1つの「見栄」のようなものなのかも知れないな…と
そんな自分がいることにも
気づかされました
実際、いくらその時の自分が必死に悩んだって
変化する自分のことは
未来のことだからわかりようがないのかなと
そう考えたら
何か欲しいモノがあり
気になって手につかないぐらい迷うときは
一回買って「手にしてみる」
も一つの手なのかなと
結局のところ
自分が手にしてみないと
自分がどう思うかってわからないと思うんです
それが仮に
やっぱりそんなに使わなかったーと失敗に終わったとしても
売ったっていい
譲るのだっていい
とことん使い切るもよし
もう、潔く「ごめんなさい」と捨てるもよし
(もちろんなるべく少ないことにこしたことはないけれど)
手元から無くなっても
「経験値」は自分の中に残って
迷っていた選択肢のひとつが潰せる
迷ってる時間を「手放す」ことができるのかなと
この本のおかげで
そんな新しい考え方が出来るようにもなりました
これまでと同じことを繰り返しても
中々大きな改善は見込めない
自分では思いつかないような
尖った考え方をしている人に
こうして考え方のヒントをもらうことも
楽しく暮らすコツなのかも知れないなーと
そんなことを思えた本でした
手に取るきっかけをくださった、きたかぐらさん
本当にありがとうございました!