「何もないところ」と、勘違いしていました

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どぉも、ボーノです
先日、幼少期からの「何もないところ」という勘違いに
気づくきっかけがありました

 

先週、祖父が亡くなりまして
なんだかバタバタと毎日が過ぎていきました

コロナで2年近く会えていなかった祖父

久しぶりに行った祖父の家は
なんだか懐かしく、あたたかい思い出につつまれていました

 

 

 

子供の頃に遊びに行っていたときは
自分の実家よりも田舎で
近くにお店も無く
携帯の電波も入らず

「何もないところ」

と正直思っていた祖父の家

久々に訪れて
ぐるっと見回すと
のどかな風景にとても癒されました

窓から見える田んぼ
夏でも風がすーっと通って
エアコンがなくても涼しい家だったなと
思い出しました

 

この田んぼで小学生のとき
祖母が「フリスビーやろう」と連れ出してくれて
投げてきたのがCDだったという衝撃は
今では笑い話

呆れた顔で「ばあちゃん何やってんだい」と
優しく笑う祖父の顔が
今でも忘れられません

 

祖母が亡くなって一人になってからも
絶対にこの家を離れたがらず
一人この家で暮らしていた祖父

僕の両親が様子を見に行ってはいましたが
それでも基本的に自分のことは自分できちんとこなす人でした

氷がはられた外のバケツを見て
こんなに寒いところに
よく一人でいたな…と

会えない分、電話をしたときには

「じいちゃん元気でやってるよ。長生きしななんねえな。
ボーノも風邪ひかないように気ぃつけるんだよ」

といつも言ってくれました

祖父は本当に
元気でたくましく
優しい心の持ち主でした

 

祖父が亡くなって久々に再開した親戚達
昔会ったときと何も変わらず
優しくて明るい人たち
こんなにも頼もしくて温かい親戚が自分にはたくさんいたんだなと
改めて気付かされました

歳が離れていて
あまり連絡を取り合ったりすることが無かった従兄弟達も
もうすっかり社会人で、話も弾み
今度また別でゆっくり会おうとなりました

祖父が「そろそろ団結しろよ〜」と
機会を作ってくれたのかもしれません

 

納骨まで終わり
親戚も一旦解散しましょうとなったとき

叔母が畑に誘ってくれました

立派に育った大根が
畑で綺麗に整列して待っていました

 

歳もとり
一人で生活するだけでも大変だったはずなのに
亡くなる間際まで
こんなに立派に野菜を育てていたのかと
僕はおどろきました

そして

あぁ、ここにたしかに
祖父がいたんだな

と、しみじみと

 

「荷物になるからやめときな」
「向こうで買えばいいよ」

と両親に言われましたが
どうしても持って帰りたくて
大根を持って新幹線に乗り込みました

いなくなってしまった祖父の生活を
何かで
感じたかったんだと思います

 

 

どんな気持ちで過ごしていたんだろうかと
この大根が出来上がるのを楽しみにしていたんだろうなと
近所の誰にあげるつもりでいたんだろうかと
僕のこと思い出してくれた日もあったのかなと…

そんなことを考えながら
昨晩は相方が作ってくれた
ふろふき大根を食べました

 

幼い頃

「何もないところ」

と思っていたのは
どうやら勘違いのようです

 

こんなにも
温かい気持ちにさせてくれる
祖父がたしかにあそこにいました

 

 

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この記事を書いた人

30代、夫婦二人暮らし。日々、誰のためでもなく、自分がいかに「ほのぼの」暮らすかを追求して楽しんでいるミニマリストです。週末は珈琲の焙煎をしています。このブログでは、そんな僕の「ほのぼの生活」を記録していきます。

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