「これは映画館で観たい」
という映画ができて
早速観に行ってきた
PERFECT DAYS
Xのフォロワーのはるさんがポストしていて
これは観たい！
と本能的に思い
気づいたら
上映スケジュールを調べている、自分がいた
今回は一人で観に行った
（相方を誘ったが「私は大丈夫」と言われた。笑）
おかげで噛み締めるように
映画が観れたので
これはこれで
いい時間だった
「行っておいで〜」
と送り出してくれた相方にも、感謝
夫婦で、いつも一緒じゃなくていい
お互いの時間を、それぞれ尊重できる関係って
とても居心地がいい
映画館に着くと
周りは先輩方でいっぱいだった
僕の両親(60代)と同年
もしくは少し上の方が多かった気がする
トイレの清掃員として働く平山さんを
役所広司さんが演じていて
言葉なくとも伝わってくる
表情の演技に何度も心動かされた
はたから見たら
「同じような毎日の繰り返し」
になるのかもしれないけれど
平山さんとっては「新鮮で小さな喜びに満ちた毎日」
物事は見る視点、捉え方によって
全然違った世界へ連れていってくれる
そんなことに
改めて気付かされた映画だった
また、平山さんの
何年も同じことを続けてきたのだな
と感じさせる
規則正しい生活と、無駄のない動き
に清々しさを感じると共に
自分の「心の楽しみ」には
どっぷりと贅沢に時間を使う、その姿に
本当の「豊かさ」を感じた
ところどころ
ほろりほろりと
泣いたシーンがあった
場内でも、すすり泣く声が
聞こえてきた
きっとそれぞれ
自分の人生と重ね合わせ
泣いていたんだろうなと
僕より先輩な周りの方々
きっと年齢の分だけ重ねてきたものがあり
想いの重みが違うんだろうな〜
この涙にはどんな想いが詰まっているんだろうか
ひとりひとりにきっと
それぞれのドラマがあるんだろうな
「聞いてみたい」
そんな気持ちにもなった自分に
あぁ、僕は本当に人それぞれの
感じ方、考え方に興味があるんだな
と思った
映画館での上映期間が終わり
後から家で一人
この映画を観ていたら
そんな自分には気づけなかったかもしれない
映画館に足を運び、観に行って
本当によかった
モノは少なくなったこの部屋だが
まだまだ「コト」は減らせる気がする
映画の平山さんの生活を観て
なるほど、毎日のルーティンが決まっているからこそ
日々の微妙な変化に敏感に気づけ
「新鮮で小さな喜びに満ちた毎日」を送れているのか
そんなことを思った
何気ない毎日の変化に
もっと敏感な自分を
この部屋と一緒に、つくっていきたい
